勢いで弦高調整しても、弾きやすさは変わらず・・・。

 最近練習しているフライデーナイトファンタジー、初っ端の5弦ルートのFmコード(8フレットのBmフォーム)のハンマーリングのフレーズ
 
 【人差し指セーハーの2弦8フレットからの2弦9フレットのハンマリング】

 のセーハー部分の2弦8フレットが、ほぼ音がカスレます。
 ハンマーリングがなければ、中指を人差し指の上に補強としておけるので、そこまで苦労しないのですが、このイントロの特徴的なフレーズの音をすべて伸ばしながら重ねていきたいと思うと、どうしてもセーハーの押さえる力が足りずに、音がかすれますね~。
 セーハーの位置をシビアに調整すれば、かすれずに鳴らせれる位置があるのですが、なかなか実践的に成功しません。

 ところが、先日、ナイロン弦肉球ギターで練習してみたら、その難しさがかなりダウンしていました。
 ナイロン弦ギターのが弦高は高いのですが、やはり鉄弦と比べたら、テンションが低いんですよね。

 とまあ、いつものaNueNueの練習用ミニギターの弦高が最近、高くなったな~と思ってもいたので、平日の夜に、勢いに任せて弦高の調整(トラストロッド調整、サドル研磨)を実施しました。

いつの間にか12フレットの弦高が3㎜超え

 このaNueNueのギター、新古かヤフオクで購入したもので、購入した際に、自分でTUSQのサドルとピンに交換しています。なのでおそらく、その時には2mm+α程度には下げていたと思います。

 1フレットと最終フレットを押さえたときに、1㎜程度隙間があいていて、明らかに順反が進行していました。
 なので、トラストロッドを逆反になる方向へ回してみましたが・・・、
 
 既に妙に硬い。順反の方には軽く回るのですが、修正する方には、かなり硬い。

 弦を緩めても、動きが硬いのは変わらず、なんとか1フレットと最終フレットを押さえたときの、7フレットあたりの隙間が紙一枚程度に修正できましたが、これ以上トラストロッドを回すのはダメかも。

なんか、もともとサドルの下面が平準ではなかった。

 
 写真は紙やすりで今日削った後ですが、1弦側の下面が斜めになって隙間があいています^^;

 もともと今日削る前も、同じように定規を当てると、1弦側が浮いていたので、6弦側を強く押さえて削ったりしたのですが、修正できなかったというか、余計酷くなった気がします^^;;

 サドルの研磨する補助アイテムが数千円でアマゾンで売っているのは知っているのですが、買うまでもないかな~と思っていましたが、やっぱ必要ですね!

トラストロッドは元に戻す

 
 サドル下面がなかなか平準にならないので、ちょっと削りすぎてしまいました><;

 6弦が12フレットで2.1mmあたりです。2.5mm程度がよかったのですがね・・・。

 で、とりあえずチューニングしてみると、

 あれ?? 明らかに音がペナペナというか、全体的にビビり音がします。

 多分、サドルを下げすぎたのと、トラストロッドで逆反方向へやりすぎたようで、トラストロッドの調整は、ほぼ作業前と同じぐらいの順反具合へ。

 このトラストロッドの調整だけでも、かなり音の響きが変わることに、ビックリしました。

悲しいことに弾きやすさは変わらない!!

 結局のところ、弦高が1mm程度下がりましたが、肝心な冒頭のFmセーハーのフレーズは、綺麗に弾けませんでした。

 単純に押さえ方が悪い、未熟ということですね!

 そして、なんか体感的に、音が劣化したと感じます。
 低音弦側はそこまで変化がない感じですが、1,2弦の響きが、なんか安物ギターの音になったような気がします。気がするというか、たぶん劣化しています。

 やはり弦高は6弦で2.5mmはあったほうがいいと思うし、サドルの下面、それも1弦側が浮いてしまったのがかなり気になります。

 勢いで作業はしてはいけませんね~。

 次は補助道具を揃えるというか・・・、削るときは新品のサドルを購入して、「現状使っているのには手を付けない」というのは徹底しないとね!
 今回みたいに削りすぎると、元に戻せないし、良くなったのか比較もできない^^;

 アマゾンの欲しいものリストに、サドルを加えておこうかなw

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