お盆休み前にモリダイラ楽器に預けていた、モーリスのS92が戻ってきました。
前回の記事にも書きましたが、購入先の島村楽器から、モリダイラ楽器にリペア依頼。見積もり金額は、フレット調整、サドル新調、弦高調整、マグネットピックアップの配線固定をしての
驚きの10800円。
そして、リペアが完了して、島村楽器に戻ってきたのが、盆休み前。モリダイラ楽器は見積もりも安いし、仕事も早いし、まかせて安心、グッとチョイスだったなあ~と、受け取って検品する前まで思っていましたが・・・
弾いている本人が目にする部分で、これはさすがに黙っとくのはいかんやつだったので、「なんとかしてください」とお願いし、モリダイラ楽器に逆戻り。島村楽器が間に入っていてよかったです。直でモリダイラ楽器にリペアお願いしていたら、少々メンドイことになっていたと思います。
とりま、無償で傷の部分の塗装をしてくれることになりましたが、なんで傷がついたのですかと、島村楽器の担当者に聞いてみると、
「輸送中に、取り付けていたマグネットピックアップが動いて、傷を付けたと思います。」
と、モリダイラ楽器の人が説明したとの事。それが原因だと、検品するときにピックアップが落ちているか、ユルユルになっていると思うけど・・・。で、今日引き取りしたときに、島村楽器の店員さんに、届いた時にピックアップが外れていたのですか?と聞いたけど、そんなことはなかったので、
「ま~、向こうで配線を固定するときか、ピックアップを外すときに付けたのでしょうね」というのが僕の考えです。作業の工賃が激安なので、あまり厳しい事を書いても仕方ないし、本当に運送中にピックアップが動いて傷を付けたかもしれませんが、あの傷を付けといて、黙ってお客さんに戻したのが、リペアの作業をした人なら、
「仕事に向いてないから、辞めてしまえ!!」
と本気で思います。ギターをリペアする人は、ギターを大事にして欲しいし、そもそも、傷を付けたなら正直に謝ってくれるなら、全然問題ない事なんですがね~。
さてさて、そんなこんなで過ぎたことなので、この日記に愚痴を書けば、もうスッキリです!
リペア自体の状態はバッチリです。
ネックはまっすぐ。
弦高も低くもなく、高くもなく丁度いい。
指板の黒い部分もピカピカ。
フレットもピカピカで、しっかりカマボコ状に丸くなっている。
実際の弾いた感じですが、全体的に音が響くようになった気がします。サドルが少し高くなったのが影響しているのでしょうか。
リペアに出す前は、S92とミニギターのアヌエヌエM12を比べて、ミニギターなのにこいつ良く鳴るな~これで十分楽しめるな~と思っていましたが、S92を数週間預けて、ミニギターばかり弾いていたせいか、リペアから戻ってきた、モーリスのS92をチューニングするとき、「こいつ、こんなに響くんだな~」と見直しました。
で、フレット調整(すり合わせ)の結果、弾きやすくなったのかと自問すると、変わらない気がします^^; バレーコードの押さえやすさや、何気ない弦のビビり等は、ネックの握りやすさとか、弦長やナイロン弦等のテンションの違いのが、影響が大きいようです。S92には、1,2弦に一回り大きい太さ(13,17)が張ってあるので、久々に弾いたら、「テンション 硬い~」と指が悲鳴あげました。
先日から、色々調整を触っているデジテックのRV-7を使用して、岸部眞明さんの「Dandelion」の練習録音です。
使用ギター モーリスS92。コンデンサーマイク+M80ピックアップ。ZoomA3のオーディオトリム、ooo-28補正、AIR(空間)、コンプ補正に、デジテックのRV-7(左から12時、4時、3時、HALLの設定)
あともう一歩、ベース音が途切れるのを直したいな~。自己満足度的には100%超えています^^
ちなみに、サウンドホールの傷の再塗装画像です。
今は、焦げ茶色ですが、塗装前は木が欠けた白色をしていました。ちなみに、画像右下(1弦とサウンドホールの交差部分チョイ上)の、白い部分も傷(多分同じ時に付いたと思います)です。焦げ茶色部分がこの白色の時は、ま~よく目立っていました。
盆休み前の検品の時には気がつきませんでしたが、数か所他にも目立たない程度の傷がついてます。この傷の付き方をみると、確かに「ピックアップが動いた」傷とも思えますが・・・はたして真相はなんでしょうかね。個人的には、ピックアップを外すのをめんどくさがって、ネジをゆるめて動かせる状態して、サウンドホールに腕や、工具を入れて配線等の固定をするときに、無理な力を入れたか、工具をぶつけたかと思います。
ま~、すでに演奏中には、全然気にならないのでいいのですが・・・、モーリスのギターはもう買うことは無いでしょう!
*S92はお気に入りの一生ものギターと思ってます。ただモーリス信者ではなくなっただけです^^
コメント
コン太郎さん、こんにちは。
写真で見ると結構目立つ傷ですね。
これを黙っていたっていうのは、やっぱひどいですね。
> モーリスのギターはもう買うことは無いでしょう!
気持ち、よおく分かります。私だって同じ目に遭ったら、やっぱりそう思うと思います。
「Dandelion」、最早完璧に近いですね。
私の方はというと、かなり長い間弾いていません(笑)。
でも好きな曲なんで、また頑張ります。
J minorさん、こんばんわ。
そうなんですよね~。この場所でなくて、ヘッドの上やら、ネックの裏とかなら、まっいいか~と思えるのですが、場所が悪いです。島村楽器さんもリペア終わって納品された時に、開けて確認しないものなのかな~と不思議に思いました。
最近ミニギターを2本買って、思ったのですが、僕はやっぱりミニギター好きです^^ 次、いつか高いギターが買いたくなったら、ヤイリさんで肉球ミニギターを作ろうかなと思ってたり!
「Dandelion」、今回の録音は15分程録り直しながらの最終テイクです。プロの人は、なんでミスタッチをしないで弾けるのか、別次元なんだな~とほんと思います。