日曜日に5本DVDを借りていたので、今日もDVD鑑賞。
盆休み中は借りれなかった「風立ちぬ」を今日は見ました。
借りたのが日曜日で、見るのが次の日という事で、正直期待していませんでした。
ジブリ映画は好きだけど、この手の青春系というかのドラマ系のは好きになれないような先入観があるんですよね。
「思い出ぽろぽろ」の影響かな。
「火垂るの墓」はいい映画だし、「耳をすませば」はどちらかといえばジブリで好きな部類ですが、映画館で見た「借りぐらしのアリエッティ」で、
「うわ~、何だこの泥臭い昼ドラのような展開」となって、コクリコ坂は見てないけど・・・まあ多分合わないかな。
かぐや姫の物語は映画館で見て、う~ん「ポニョ」よりは楽しめたかな。
思い出のマーニーは、コクリコ坂系だからこれも食わず嫌い。
で、「風立ちぬ」見た感想ですが、そんな先入観のためか、やっぱ微妙。
話の内容が、ジブリ要素0なんですよね。
飛行機の描写がみたければ、「紅の豚」を見ればいいことだし。
実際、飛行機が飛ぶシーンも、夢の世界の話ばかり。
じゃ~開発の段階の苦悩とかの話かと思えば・・・・
学校では優秀な成績。
いじめられている後輩を助け、いじっめこを投げ飛ばす、文武両断。(ただし近眼で飛行機乗れない)
多分親は金持ち、東京の大学に進学。
東京に向かう汽車でカワイ子に一目ぼれ。
東京大地震が発生して、カワイ子の王子様に。
就職難、不況で職につけない人多数の中、三菱に就職。
ドイツ研修。
試作機失敗して、避暑地で休養、カワイ子に再開、婚約、結婚
ゼロ戦完成。
でもゼロ戦は戦場から帰ってきませんでした・・・。
おしまい。
なんていうか、主人公に共感できる要素がほとんどない!!
あんた天才すぎるよ!
ラピュタのパズーを思い返してくださいよ・・・。
苦労の無い主人公っておもろないよ。リベットを使うようになったいきさつの苦労とか、試作機が落ちた時の屈辱感とか、挫折感とか、
そもそも、あっけらん感としすぎているんですよね、戦争の道具を作っていることに。その苦悩が全然感じられないし、「美しい飛行機を作りたい!」、そんな思いだけで乗り切らないで欲しい。
もっと感情的なところ引き伸ばしてほしかったな。
というか、男尊女卑の映画ですかこれ?
いくら時代背景が昭和初期とはいえ、酷くない??
いくら結核が不治の病の時代とはいえ、酷くない???
飛行機が完成したし、これ以上醜い姿を見られたくないから山里の病院に帰るってなんじゃそれだよ。
「旦那が仕事できるように家を守ってた」って、今の時代に共感できるわけないやん。
というか、病気の嫁のそばで、残業してタバコ吸うって、あんた頭おかしいよ!
そもそも飛行機完成したなら、自宅でゆっくり幸せな余生を過ごしてくださいよ!!
「僕達は限られた時間を生きる」って、主人公だけイキイキしているだけじゃん。嫁は布団の中から手を握って、働いている横顔が素敵って、宮崎駿監督も昭和の時代の働き蜂なんだなと実感。
ということで、ジブリの映画の中で一番不快になった映画でした。というか面白くない!
ちなみに「思い出ポロポロ」は途中で見るのが止めたほど、面白くない。
「アリエッティ」はお椀に乗って外の世界を冒険をするところからが本番だと思った。
「ポニョ」はなんか微妙。
「ゲド戦記」は小説のほうが数千倍面白い。というか映画の登場人物少なすぎない?
「かぐや姫」は「アナと雪の女王」と同じぐらい楽しめた。
やっぱりジブリは、「ハウルの動く城」までだな~。そのハウルも小説の方が楽しく読めるけど。
って、だらだら書いていたら風呂の時間だ^^
コメント