かぐや姫の物語 感想(ネタばれ含む) 罪と罰とは?

ネタばれ書きますね~!
しばらく、どうでもいい記事を^^
今日、会社が午後有給でした。
先日、注文したJAZZのウィンカーを取りに行ったら、明日着だよと言われました><;
電話で確認して店いけばよかった~。
で、昼の3時50分から映画見ました。
なんと、10人ぐらいしか見に来ていませんでした。
まッ昼間って、こんな大きな映画館(9スクリーン)でも閑古鳥ないているのね!!
で、ネタばれです。
批判的な事書きますが、映画を見た満足度は・・・・、とてもいい映画、素晴らしい映画だけど、僕の幸せ感は激減りしました^^;
映像:100点 すばらしい。これぞ日本が誇るアニメ。
音楽: 90点 違和感ない、作品にあった曲つくり。が、個人的には初期の久石譲さんの曲調が遙かに好み^^;
 久石譲さん、歳をとったためか妙にしんみり、暗い曲調、古風なのばかりで、どうも今一歩100点とはいえない。
 でも、「二の国」の曲調は、ストライクゾーンなので、やはりジブリの作品感が今一歩なのが影響しているのかな。
ストーリー:100点 「竹取物語」という枠組みなら。
 が、ジブリ作品というブランドという期待で映画館でみたので、甘口で30点。辛口で
 全然オリジナル要素が無い、ジブリの看板が重過ぎる!! 0点

99% 話の骨格が、ウィキペディアの「竹取物語」です。
ジブリらしい、話の展開、まったく0です。
翁が竹藪でかぐや姫見つける。
ぐんぐん育つ
都に移動して、5人の偉いさんから求婚される。
宝ものもってこいといって、追い返す。
帝の求婚も断る。
おじいちゃん、おばあちゃん、号泣して、かぐや姫は月に帰る。
お終い!
一応子供時代に、幼なじみで、恋心を抱く捨丸兄さんでてくるから、0ではないけど、
マジで捨て駒的な扱い。
ジブリらしく、この捨丸兄さんが、天上界に登って、かぐや姫を罰から救い出すなら、ジブリすげ~とか、久石譲さんのこの曲調たまらん!!となりそうだったのに^^
なんか「アリエッティ」「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」どれも人間臭い話なので、初期のジブリファンからすると、今回の「かぐや姫の物語」は・・・、「アリエッティ」よりは楽しめた。「ポニョ」の方が見た後に世界観に浸れた。
が明らかに個人的な感想だと
「思いでポロポロ」<「ゲド戦記」<「アリエッティ」<「かぐや姫の物語」<「ポニョ」<
「千と千尋」「もののけ」「ハウル」(このあたり結構好き)<
「耳すま」「ぽんぽこ」「紅のブタ」(安心のジブリ!)<
「ナウシカ」「ラピュタ」「トトロ」「魔女の宅急便」(ジブリの傑作)
*「風立ちぬ」「コクリコ坂」「山田君」は見てない。「火垂るの墓」はう~ん、哀しすぎてここ数十年見てない^^;
なんていうのかな、ジブリ作品でいうと、「火垂るの墓」の系列なんだよね。同じ監督だし。
お盆の時期に流れる映画=「火垂るの墓」のように、これからは七夕や8月の十五夜に「かぐや姫の物語」が放送されて、国民的なアニメになるんだよな~と。
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話変わって、副題?の「罪と罰」
罪:天上界にいるときに、地上の世界に憧れた。
罰:地上の人間の卑しい心を見せ付ける。幸せにさせない。
ということなのかな。かぐや姫の「罪と罰」のはずが、ほぼ主要な登場人物が罰を受けていたりします。
竹取の翁とおばちゃん・・・、今までのんびり田舎で暮らしていたのに、かぐや姫を見つけてから、かぐや姫を失うまでの「楽しかった一時」が、幸せと感じて墓に入れるのかな。
多分、かぐや姫が月に行ったあと、後を追うように衰弱して先立つよね><;
5人の裕福な貴族、皇族、悲惨だよね。地位も名誉もあるのに、欲しいものが手に入らない。特に帝。
彼らは生まれた身分がら、そのように育てられたから、お金で解決しようと思ったり、武力を誇示したり、貴族の話術を駆使したり?、お家の繁栄、見得のためなら頑張らないとね。
捨丸兄さんさんなんか、一番嫌な役回りだよね。
幼なじみの憧れの兄さん。実際最後の方で、「あなたとなら幸せになれたのに」と言われて、有頂天になって、妻子(赤ん坊)持ち、放浪家族・親戚一同の家長の立場なのに、
「二人で逃げよう!!!!」
正直、ひいたよ。「え~、妻と赤ん坊を捨てるの!!!!?」って。
そこは、「ごめん、俺・・・、家族できたんだ。この漆、おわん家業の家長の立場もあるし・・・」と、最後まで、かぐや姫に「罰」を与えないと、筋が通らないのでは。
それか、妻、赤ん坊がいない設定で再会して、
「今からでもやり直せる。月に戻っても、迎えに行く!!」
となって、捨丸兄さんが、熱田神宮やら伊勢神宮から神器を盗んで(子供時代から盗みしていたし・・・)、または頼み込んで、スサノオの帝みたいにパワーアップして、月にいる「かぐや姫」を奪い返しにいくようなストーリだったら、ジブリに惚れたのにな~。
———
とりあえず、見終わった気持ちは、
「どんより」
「しあわせ感が半減」
です。
翁がかわいそう。かぐや姫に「罰」を与えるために、「罠」をいっぱい掴まされるから。
副題は「罪と罰」ではなくて、「罰と罠」のほうがしっくりきますわ。
「罠」:今まで、竹細工で幸せに暮らしていたのに、竹から「金の粒」「錦の布」・・・、そりゃ~都に行きたがりますわ。まんまと「罠」にはまってるし。
 おばあちゃんの方は、その「罠」を警戒していましたが、時代背景的に亭主関白ですからね。
 
一番の「罠」は、かぐや姫の成長スピードが、生まれて1年でかわいいお嬢さん、2年目に政略結婚OKな赤飯を向かえ、なのにそれ以降数年経っているけど、歳をとっていない!!
子供の心を持ったまま、純粋なんだよね。だから人間界の地位やお金が「罰」に感じる。
もし、かぐや姫が普通の成長スピードで大人になったら、幸せとは感じないけど、地位と名誉のためなら・・・と思うかもしれないよね。
かぐや姫が5歳ぐらいで、翁夫婦が他界、キツイ性格な親戚に育てられ、シンデレラのように王子様に憧れる・・・。
うん!? どんどん違う話が妄想できるわ。
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要約
 捨丸兄さんが結婚せず(コレ大事)、なにか神器等を手に入れて、イザナギのように天女界にかぐや姫を連れ戻しに行く、初期のジブリらしい冒険活劇が見たかった。
 その時、天女のボスに言われる言葉はコレだな
「黙れ小僧! お前にあの娘の不幸が癒せるのか!」^^
ふと思って追記。
「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」
 かぐや姫とシータの思想一緒だな。なのに捨丸兄さんはパズーのポジションでなくて、海賊のドラ息子だな^^;

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